これまでの受賞者・授賞式 2017

京都創造者大賞 2017

各賞受賞者

京都創造者大賞

宇治茶の郷づくり協議会

「世界に誇る緑茶ブランド『宇治茶』の振興発展」

八十八夜茶摘みのつどい

八十八夜茶摘みのつどい

・2006年 設立、「宇治茶の郷づくり月間」の創設、
情報誌「宇治茶の郷通信」発行
・2009年 「宇治茶歴史街道」設定、
「宇治茶カフェ」認定開始
・2012年 「宇治茶の郷メールマガジン」配信
・2013年 「キッズ茶ムリエ検定」開始
・2015年 山城地域の「日本茶800年の歴史散歩」が文化庁「日本遺産」第1号に認定、
「宇治茶ムリエ講座」開始
宇治茶カフェガイドブック

宇治茶カフェ
ガイドブック

  宇治茶歴史街道ウォーク

宇治茶歴史街道ウォーク

  キッズ茶ムリエ検定

キッズ茶ムリエ検定


【事業内容】

800年の歴史を持つ宇治茶の伝統と技、文化を活かした地域づくりを進めるため、京都府の茶業関係団体と行政の連携により設立。設立当初から取り組んできた淹れ方教室の参加者数は10年間で約4,400名となり、うち「キッズ茶ムリエ検定」と「宇治茶ムリエ講座」の参加者は約2,600名になる。この他、宇治茶の淹れ方などの説明が受けられる「宇治茶カフェ」に30店舗を認定、「宇治茶の郷メールマガジン」を約600名に配信するなど、各種普及拡大活動を実施。宇治茶の歴史的・文化的価値の向上に貢献するとともに、世界に誇る宇治茶ブランドを国内外に広くPRしている。

【審査講評】

山城地域は、14世紀からの長い茶栽培の歴史の中で、16世紀から19世紀にかけて、抹茶・煎茶・玉露を創造することで、「和」を旨とする独自の喫茶文化の展開を支えてきた。その歴史文化を広く伝えるため、協議会では、茶畑景観や茶摘み行事をはじめ、多くの関連文化資産を守るとともに、茶を楽しむ習いが世代を超えて広まるよう尽力してきた。特に「宇治茶歴史街道」整備、「日本茶800年歴史散歩」の日本遺産認定、そして「お茶の京都博」の開催等は、宇治茶の郷を「和」を願う世界の人々が訪れる美しいステージへ高める創造の歩みであり、今後のさらなる展開を期待したい。


京都創造者賞

京都水族館

「京都に住む子どもたちが水と、水に棲むいきものたちと親しめる
総合エデュテインメント型施設」

イルカショー

イルカショー

・2012年 開業
・2013年 ミナミアメリカオットセイの赤ちゃん誕生
・2014年 関西の水族館で初の3Dプロジェクションマッピングを開催
・2015年 イルカスタジアム降下型巨大ウォーター
カーテンでの3D映像投影とイルカナイト
パフォーマンス「夜のすいぞくかん」スタート
・2016年 4周年「京の海」エリアリニューアル
オットセイの赤ちゃん一般公開

オットセイの赤ちゃん一般公開

  親子いきもの探検団

親子いきもの探検団


【事業内容】

日本初の完全な人工海水利用型水族館で、内陸型水族館としては日本最大級。展示にとどまらず、ワークショップやバックヤードツアーなど、楽しみながら学べる体験プログラムを定期的に実施しているほか、太陽光発電でCO2の排出量をおさえ、京都の希少生物を守るための活動の発信など、環境モデル都市・京都の施設として自然保護活動にも注力。また、エンターテインメントと教育を兼ね備えた水族館として地域の繫がりや活性化を意識した取り組みを積極的に実施。梅小路公園周辺エリアの中核施設として地域ぐるみの活動を展開している。

【審査講評】

2012年、海に接しない京都内陸に開館。毎年、世代を超えて多くの人が訪れ、瞬く間に人気スポットとなった。基本コンセプト「水と共につながる、いのち」の通り、特別天然記念物・オオサンショウウオなどの展示のみならず、つねに川と共にある「山紫水明のまち・京都」の川や水辺の世界の紹介、希少生物の保全活動推進等を通じて、京都文化のいわば基底を守り育てていく役割を担う。来館者は、水源の里山から海に至るまで、多くのいのちが賑わう生態系を学び、楽しんでいる。京都らしく、また、エンターテインメントを提供する施設として、さらに躍進されることを期待したい。


京都創造者賞

株式会社京都放送 報道局 京biz制作チーム

「KBS京都 経済情報番組『京biz シリーズ』」

KBS 京都「京biz」

KBS 京都「京biz」

・2007年 「京biz」30分番組として放送開始
・2008年 「京bizW」放送時間を30分から60分に
拡大
・2011年 「京bizS」放送開始
・2016年 「京bizX」放送開始
・2017年 放送時間を60分から85分に拡大
京都企業の現場を取材し、その魅力を番組でPR   京都企業の現場を取材し、その魅力を番組でPR

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【事業内容】

地域に密着したローカル放送局KBS京都で放送開始から11年目を迎える経済情報番組。キャスター竹内弘一氏が徹底的に京都にこだわり個性的な中小企業を独自目線で取材、編集、放送することで、中小企業を応援。その取材対象は実に600社を超える。報道機関としての信頼性とクオリティを確保した企業紹介映像を放送し続け、京都企業の活動周知に貢献している。今後も地元・京都に密着し、京都の魅力をより広く国内外に発信していくことを目指す。

【審査講評】

京都の多くの企業が景気回復を実感できずにいた2007年に番組放送を開始。以来、「真似ず、媚びず」のものづくりや商いで挑戦を続ける京都の中小企業の活動を紹介している。番組での紹介は、取材先の人々の誇りや自信を高めるにとどまらず、業績向上へのはずみともなった。また、企業間コラボレーションの促進、若者の就職先選択肢の増加、国内さらには海外の大メディアの関心の誘引など、その影響は多岐にわたり、まさに媒介者として京都創生を担ってきた。引き続き、地域局ならではの強みを活かし、京都がさらに輝きを増すよう、情報発信していかれることを期待したい。


京都創造者賞

公益財団法人世界遺産賀茂御祖神社境内糺の森保存会

「糺の森の保存整備活動や葵祭・式年遷宮・流鏑馬など
千年の伝統祭事等の保存事業助成」

国宝 賀茂御祖神社

国宝 賀茂御祖神社

・明治中期 市民が中心の会員組織として下鴨神社神苑保存会として設立。その後、糺の森保勝会に名称変更。
・1964年 糺の森顕彰会に名称変更
・1982年 財団法人化
・2003年 同財団へ名称変更
・2009年 公益財団法人設立
流鏑馬

流鏑馬

  葵祭

葵祭


【事業内容】

世界遺産・史跡「糺の森」や国宝、重要文化財は50棟にもおよび、その他多くの重要社殿のほか、葵祭・式年遷宮・流鏑馬など千年の伝統祭事等の保存事業助成を行っている。約3万6千坪の広大な面積に、石器時代からの人々と森林にかかわる遺跡や遺物が現存する、学術的・歴史的にも貴重な森林としても知られる「糺の森」を守りつつ、伝統祭事やコンサート・文化講演会の開催等を通じて京都文化の保存・継承・発信・新たな価値の発見に努めている。

【審査講評】

「糺の森」に佇むと、山背原野の息吹を感じる。1200余年にわたり、我が国の激動の歴史の舞台となった京都において、この広大な森を守り抜くのは並大抵のことではなかったはずである。先人達の思いを受け継ぎ、「糺の森」をはじめ、歴史的建造物や伝統祭事を維持継承するだけでなく、古きものを守りながら新しい催しを模索される様々な活動は、次代への確かな歩みでもある。大都市にあって太古の原生林の面影を残す、世界に希有の存在として、また、人々が四季折々の美を感じる場として、これからも最新の学術成果を活かしつつ、森の「創造力」が末永く保たれるよう、ますますの活躍を期待したい。


応募状況

募集期間:平成29年4月3日~5月31日


授賞式

日時 平成29年9月15日(金)午後2時~同3時50分(午後1時30分開場)
場所 京都府立京都学・歴彩館「大ホール」
京都市左京区下鴨半木町1-29

記念講演

小説の始まり」
作家 林 真理子 さん
山梨県出身。コピーライターを経て、1982年エッセイ集『ルンルンを買ってお家に帰ろう』を出版。1985年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2011年レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受賞。現在、直木賞選考委員をはじめ、数々の文学賞の選考委員を務める。2018年1月から放送される大河ドラマ「西郷(せご)どん!」の原作も手掛けている。

 

副賞

京都創造者大賞 トロフィー、活動助成金100万円
京都創造者賞  トロフィー、活動助成金50万円

「創造の息吹」
トロフィー 創造の息吹は、伝統の上に芽生える。
京都の地に根付いた伝統の上に、新しく生み出される創造の心を継承・発展してゆく情景を、大地に根付いた手を伝統に見立て、生み出されるものを子供に象徴化した。

江里 敏明(えり・としあき)江里 敏明(えり・としあき)
1947年京都市生まれ。
日展を主な発表の場とし、現在 日展評議員・日本彫刻会運営委員。 主な作品に田辺朔郎像、北垣国道像、毛利輝元像、中岡慎太郎像、 京都国体メダルなどがある。

※賞状には京都の無形文化財にも指定されている黒谷和紙を使用
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