KYOTO Next Award 2025 優秀賞
Riku Matsuzaki

< 事業概要 >
100年前に途絶えた京都原種の藍「京藍」を復活させ、自家栽培と独自の発酵技術を用いた持続可能な染色「京藍染め」の商品・アート作品を制作している。化学薬品や合成繊維を一切使用せず、染色後の廃液も土に還元するなど、自然循環に寄り添ったものづくりを実践している。
また、海外アートフェアへの出展やハイブランドとのコラボレーション、妙心寺への作品奉納など、藍染の新たな価値創造と藍染文化の発信も積極的に行っている。
地域農業と連携して京藍栽培に取り組むとともに、教育機関と藍染体験を協働実施するなど多様な主体を巻き込み、京藍を軸にした文化・産業の再生に取り組んでいる。
< 選定理由とこれからの期待 >
100年前に滅んだ京藍の復活という歴史的意義に加え、研究・栽培から染色、製品化までを一人で担う姿勢は、並外れた行動力と使命感の現れである。
自然との共生を重視した製法は、環境負荷の低減にも寄与しており、伝統と革新を融合させた新たな京藍染文化の創造に大きな期待が寄せられる。